第53回日本腎臓学会東部学術大会

大会長挨拶

ご挨拶

 第53回日本腎臓学会東部学術大会を2023年9月16日(土曜日)・17日(日曜日)の2日間、仙台国際センターにて開催させていただきます。東北大学腎・膠原病・内分泌内科学 宮崎真理子です。
 半世紀以上の歴史ある日本腎臓学会東部学術大会の大会長という機会を与えていただきましたことは大変光栄で、この場を借りて開催にご尽力いただいている皆様、ご参加くださいます皆さまに厚くお礼申し上げます。プログラムは田中哲洋教授を委員長としてプログラム委員会が中心になって編成し、開催形式は、現地開催にオンデマンド配信を加えて広く聴講できる体制を準備いたします。
 本大会のテーマは「臨床腎臓学のダイバーシティとレジリエンス」と致しました。
ダイバーシティ(Diversity)は私が、2009年の日本腎臓学会男女共同参画委員会企画で「腎臓内科診療最前線でのキャリアアップ支援」の発表準備のため「ダイバシティ・マネジメント 多様性をいかす組織、谷口真美 著」を読んで以来、常に念頭に置いている考え方です。研究や医療チームの組織化に対する考え方とともに、腎臓のもつ機能や病態のダイバーシティへの興味が私が腎臓を志した原点です。
 さらに、本学会では初めて女性が東西大会長を務めること、1995年、第25回の阿部圭志大会長以来となる東北での東部学術大会開催であること、多職種によるCKD対策推進のプログラムなど、学術領域だけではなく、性別・地域・職種のダイバーシティを推進する日本腎臓学会のポリシーの一表現形となれば望外の幸せであります。
 一方、レジリエンス(Resilience)は、障害や困難に直面しても回復する力を表しています。確かに腎臓では脱水・虚血、病的な免疫応答や炎症性物質による過酷な環境、時に遺伝子という抗いがたい要因によって障害が発生しますが、障害を診断し治療するプロセスはすなわち、腎臓のレジリエンスを引き出すことであろうと考えます。
 また、現地にお越しいただくことができた皆様には、東日本大震災からの復興を遂げている当地の今を見ていただけるとうれしく思います。多くの御支援をいただき、人々のレジリエンスによってもたらされた姿だからです。コロナ禍で大きく傷ついた社会や人々もレジリエンスをもってWith Coronaの社会へ変革していけることを確信できると思います。
 みなさまのご参加を心よりお待ちいたしております。

2023年新春の仙台より

第53回日本腎臓学会東部学術大会
大会長  宮崎 真理子
東北大学大学院医学系研究科腎・膠原病・内分泌内科学分野

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