大会長挨拶

第56回日本腎臓学会西部学術大会
大会長 古市 賢吾
金沢医科大学 腎臓内科学
この度、2026年9月26日(土)・27日(日)の2日間にわたり、石川県立音楽堂を中心に第56回日本腎臓学会西部学術大会を開催させていただきます。大会長を拝命いたしました古市 賢吾です。北陸・金沢の地に全国から多くの皆様をお迎えできることを、大変光栄に存じます。
西部学術大会は、日常診療から得られる学びを持ち寄り、症例報告や臨床研究を通じて議論を深めてきた学術の場です。とりわけ若手医師にとって、一例一例を丁寧に掘り下げ、臨床推論を磨くための貴重な機会であると考えます。
以上を踏まえ、本大会のテーマを「目の前の症例から世界へ」といたしました。特異な症例の臨床像や経過、病理所見、治療反応性に目を凝らし、病態の本質を深く検討することによって、新たな発見や次の問いが生まれます。本大会では、症例から得られた所見を討論によって言語化し、検証可能な仮説へと磨き上げ、基礎研究・トランスレーショナル研究・臨床研究へと発展させる契機となることを願っております。一例の深い検討が、診療の改善にとどまらず、医学の進歩に資する発見へと昇華し、再び患者さんへ還元される——その循環を参加者の皆様と共有できれば幸いです。
プログラムは、症例報告・臨床研究発表を中核に据えつつ、教育講演や各種企画を通じて、日常診療に直結する学びと研究につながる視点の双方を提供できるよう編成いたします。くわえて、医学生・初期研修医を含む若手の参加を後押しする教育企画や多職種の皆様とも学びを共有できる機会を設け、世代・職種を超えて議論が深まる学術大会となるよう準備を進めてまいります。企画・編成にご尽力いただくプログラム委員の先生方、ならびに学会事務局・関係各位に深く御礼申し上げます。
初秋の金沢は、北陸の海の幸・山の幸にも恵まれ、街歩きにも好適な季節でございます。多くの皆様のご参加ならびに演題のご応募を心よりお待ち申し上げております。
2026年1月吉日
