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大会長挨拶

ご挨拶

 このたび、第35回日本サイコネフロロジー学会学術集会・総会を2024年7月27日(土)、28日(日)に、福島県郡山市のホテルハマツにて開催させていただきます。

 本学会は、日常で展開されている透析患者の精神的問題の解決を目指し、臨床の現場で発生した問題事例に対し精神科医がアプローチし、解決策を提供する事で発足しています。

 この研究会は1990年にスタートし、現在では年に1度の開催が35回目を迎える節目となりました。2019年からは新たに学会としてCKD患者の腎代替療法が患者さんやご家族の「こころに」どの様に影響するか、そして適切なケアは何なのかを明らかにする事を目指して活動しています。

 透析治療の発展と供に、長期透析患者も増加し、以前は導入の対象とならない高齢の方でも血液透析を受ける様になってきました。透析治療が生活の一部となってきています。この様な事も踏まえて、第35回日本サイコネフロロジー学会学術集会・総会のメインテーマを「透析とともに生きる」とし、透析患者が穏やかな日々を過ごす為の多くの議論を行う場を提供する事を目指しています。

 新型コロナウイルス感染症もまだまだ収束したとは言えない状況ですが、今大会は感染対策を行いながらの対面での開催を計画しております。ぜひ多くの皆様に福島県郡山市へお越しいただき、有益な議論と交流の場となる事を願っております。

謹 白

令和5年8月吉日

第35回日本サイコネフロロジー学会学術集会・総会
大会長 鈴木 一裕
(医療法人援腎会 理事長)