会長挨拶
シームレスCKD診療を東北・新潟から発信します!
新潟大学大学院医歯学総合研究科 腎研究センター
腎・膠原病内科学分野 教授 山本 卓
第52回東北腎不全研究会学術集会を担当いたします、新潟大学の山本卓です。
この歴史ある東北腎不全研究会を新潟で開催できることを、とても嬉しく思っています。東北・新潟の皆様にお越しいただき、同じ場で学び、気さくに意見を交わせることを心より楽しみにしております。
今回のテーマは「シームレスCKD診療」です。
ご存じのように、近年の腎臓・透析診療では多職種のチーム医療がますます重要になり、その成果も各地で見られるようになってきました。東北地方と新潟県では、県境を越えた専門チームづくりが進んでおり、すでに良い報告も出ています。また、第51回では災害時の連携が立ち上がるなど、広域での協働も動き始めています。今回は、その流れをさらに深め、保存期CKDから透析・移植までを一つながりの診療として捉え、幅広く意見交換できればと考えています。
これからの腎臓病診療は、CKDを早く見つけ、原疾患や重症度に合わせた個別化医療を進め、末期腎不全への移行をできる限り防ぐことが大切になります。そして、もし末期腎不全に至った場合には、腎移植、血液透析、腹膜透析、保存的腎臓療法などの中から、その方に最も合った治療を選び、QOLやADLを少しでも高めていくことが求められます。そのどの段階でも、患者さん一人ひとりに寄り添い、多職種でしっかり支えていく姿勢が欠かせません。
これまで、慢性腎臓病、急性腎障害、末期腎不全はそれぞれ別々に議論されることも多かったのですが、今回の研究会では、こうした枠を越えて「シームレスCKD診療」を一緒に広げていきたいと思っています。
本研究会が、職種や地域、病期の垣根を越えて、皆様と腎臓病診療の未来を語り合える場になれば嬉しいです。
皆様のご参加と演題のご応募を心よりお待ちしております。
そして、新潟で皆様とお会いできることを、とても楽しみにしています!