大会長挨拶
第19回日本腎臓病薬物療法学会学術集会・総会2025は、2025年11月1日(土)、2日(日)に虎ノ門ヒルズフォーラムにて開催させていただきます。会場は、東京メトロ日比谷線『虎ノ門ヒルズ駅』に直結している虎ノ門ヒルズフォーラムです。
本学術集会・総会は19回目を迎えますが、過去に東京腎と薬剤研究会が運営したのは、第4回(大会長 原田清子先生)と第15回(大会長 竹内裕紀先生)であり、今回で3回目の開催となります。東京腎と薬剤研究会元会長である原田清子先生が2024年7月に他界されました。原田先生の想いを引継ぎ、本大会をより充実した大会にしていきたいと思っております。
本年2025年は、わが国では団塊の世代が後期高齢者となり、75歳以上の人口が5人に1人となる超高齢社会に突入します。さらに2040年には、団塊ジュニア世代が65歳以上の高齢者となり、65歳以上の人口が総人口の約35%を占めると予測されています。高齢者の増加だけでなく、働き手の減少という二重の課題に直面します。そこで、本大会のテーマを以下としました。
「薬剤師の活きる道 ~2025年超高齢社会の腎に挑む~」
高齢患者が増加することにおいては、腎機能が低下している患者、ポリファーマシー患者が増えていく可能性があり、その高齢患者に対し、特に腎薬物療法の適正化推進に向け、薬剤師の職能を活かすことについて共有し、考えていきたいと思います。
また、働き手減少の課題については、以下の二つの特別企画を準備しました。一つは、お子様がいる薬剤師が学会で研鑽を積めるよう、子連れ用中継会場(大会会場5階)を設ける予定です。演者に気兼ねなく聴講できる環境を提供いたします。二つ目は、将来の医療を担う子どもたちに、薬剤師やその他の医療従事者という職業に関心を持ってもらうための啓発イベント(学会参加者のお子様限定)を大会2日目に開催することです。是非、お子様連れでも学会にご参加いただき、学会を盛り上げていただければと思います。
本テーマにふさわしい内容を実行委員長の昭和医科大学の川添和義先生、事務局長の百賢二先生はじめ、東京腎と薬剤研究会、神奈川腎と薬剤研究会のメンバーを中心に考えております。
会場の虎ノ門ヒルズフォーラムは大変綺麗でオシャレな会場であり、是非、参加していただき、東京を楽しんでいただければと思います。
- 第19回日本腎臓病薬物療法学会学術集会・総会2025
大会長 嶋村 弘史
昭和医科大学病院薬剤部 薬剤部長